浅尾省五の楽園紀行
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2006年6月4日〜17日 参加人数12名
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2006年6月4日から2週間のケニア・タンザニア野生の王国撮影ツアーを(株)クラブツーリズムの主催で開催し12名の方々と共に素晴らしい大自然と野生動物たちを楽しんだ。

今回のルートは空路で東京→ドバイ→ナイロビと移動しナイロビからは陸路でマサイアンボセリ→ナマンガ→アルーシャ→ンゴロンゴロ自然保護区→セレンゲッティー国立公園→レイクマンヤラ国立公園→ナマンガ→ナイロビと長い道のりを移動しながらの旅であった。

ケニアの首都ナイロビから車で約5時間の場所にあるアンボセリ国立公園はケニアで最も人気が高い国立公園の1つだ。 392平方キロメートルの広大なエリアには、アフリカ象を始め、ライオンやチーター、ヒョウ、バッファロー、キリン、シマウマ、サーバルキャット、ヌー、インパラなどを中心に沢山の野生動物が生息している。
人気の秘密はなんと言ってもアフリカ大陸で一番高くて美しい山、キリマンジャロ山(5895m)をバックに写真が撮れることだ。万年雪をかぶった霊峰の雪解け水が裾野周辺にわき水をもたらし、多くの野生動物がこの恩恵を受けている。マサイアンボセリ国立公園にはおよそ900頭の象がいるといわれる。 鳥もおよそ400種以上が見られるとも言われている。


早朝6時前、日の出間近の大草原は美しい朝焼けに空が染まった。1頭のアフリカゾウがロッジのすぐ近くまで来て食事をしていたがそのシルエットは言葉にならない美しさだった。
 

巨大な牙を持ったアフリカゾウとキリマンジャロの霊峰が朝日に美しく映えた。キリマンジャロ山の頂上に残る氷河は地球温暖化の影響で年々少なくなってきており今ではわずかに残るだけとなった。
 

夕焼けをバックに餌を食べながら移動するアフリカゾウ。
 

日の入り後、夕闇が来る前に広大な大地ではアフリカ象の家族がねぐらへと急いでいた。
 
マサイアンボセリを出て国境の町、ナマンガでタンザニアに入国する手続きを済ませた。
タンザニア側には新たな車が我々を迎えに来ており荷物の積み替えをして一路ンゴロンゴロ自然保護区に向けて出発した。
走り出して暫くすると延々と一直線に続く道に向こうに素晴らしい形をした山が現れた。メル山(4566m)でキリマンジャロから約70km西に位置した美しい山である。
国境の町、ナマンガを出ておよそ6時間の後、ンゴロンゴロ自然保護区のゲートに到着した。
この一帯はアフリカ大陸を南北におよそ6000kmにも渡って延びる地球の裂け目、Great Lift Vally(大地溝帯)の一部だ。途中の道も日本政府の援助で出来た素晴らしい道路のおかげでとても短時間で到着できた。
ンゴロンゴロ自然保護区は周囲およそ25kmのとても大きな火山の噴火口で、その内側には草原や湖が広がり、そこに住む動物はキリン以外の殆どの動物が見られる素晴らしい場所だ。外輪山の頂上付近の海抜2300mの所にあるNgorongoro Wildlife Lodgeの部屋の窓からも周囲が一望でき素晴らしい眺めだ。

外輪山の頂上付近にあるロッジから4輪駆動車で急な山腹をおよそ600m降りるとそこには大草原が広がる。海抜が高いため早朝などは外輪山が雲で覆われその雲の隙間から差し込む光に浮き上がる風景や動物たちが他では見られない風景の中にとけ込んでいた。
火口の中の平原も海抜がおよそ1700mで快適な気候の中、沢山の種類の動物を見ることが出来る。午後5時半に閉まるゲートは頂上付近にある。草原の中心付近からゲートまでおよそ1時間の道のりがあるため夕方の動物が一番活動するタイミングにこの火口平原にいることが出来ず残念であった。

 
ンゴロンゴロ自然保護区で3連泊したあと、セレンゲッティーに向かった。ゴロンゴロからおよそ3時間でセレンゲッティーのメインゲートについた。入園手続きを済ませ初日のロッジであるLOBO Wildlife Lodgeまでまた5時間程度走った。

この時期のセレンゲッティーは乾期の始まりで雨期の間にのびた草の丈がかなりあるまま枯れていたので草原の動物がなかなか発見しにくい状況であった。

セレンゲッティーは言うまでもないが世界最大のどうぶつ王国でその数は他とは桁違いに沢山の動物がいることはよく知られている。しかしその器も桁違いに大きいので密度は低くなり、なかなか動物を見つけるのも大変だ。

そんな中、ヒョウには4回ほど出会うことが出来た。美しい枝振りの木に悠然と座っているヒョウは絵になる。


草むらに潜んでいたヒョウが突然姿を現し、私たちのすぐ近くまで寄ってくれた。それは一瞬の出来事であった。
 

セレンゲッティーでは期待していた割にはライオンの家族を見ることが少なかった。最後の日にセレンゲティーを出発し次の目的地、レイクマンヤラ国立公園に行く途中で道のそばに8頭のライオンの家族に出会った。その内一頭は精悍な容姿の雄ライオンで2〜3mの距離からその迫力有る姿を捕らえることが出来た。
 

セレンゲッティーの大草原で餌を求めて移動中のライオンのファミリーはこの雄を中心に8頭がいた。このライオンを警戒してか周囲には全く動物の陰は見られなかった。餌にありつくのは暫く先のことであろう。
 
今回の撮影ツアーに参加されたメンバーの方々。(右端が私)  背景はキリマンジャロ山 5895m