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アフリカの代表的な国 ケニアはこんな国
   
東アフリカ地図 私は1975年から2年間にわたりケニア、タンザニア、ウガンダの滞在し、撮影を開始し、それからアフリカの魅力に虜になった一人です。これまで二十数回に渡りアフリカ各地を訪問し、野生動物の撮影をしてきました。


アフリカ旅行の経験のない方はアフリカと聞くだけで 汚い、危険、野蛮、猛獣、病気、治安が悪い、暑い、虫がいっぱい、不衛生、などすぐに頭に浮かべ、自分の行くところではないと考える人が殆どだと思います。

しかし、一度アフリカ旅行をされた方は快適な気候や設備に、そんな不安要素は全て忘れ去りアフリカの虜になられる方が殆どです。アフリカの旅はとても素晴らしく、快適なもので、是非一度人類発祥に地、動物王国を訪ねられる事をお勧めします。

アフリカ大陸は大変大きく、48の国があります。全体的に大変貧しい国々ですが、そこには素晴らしい自然が沢山残されています。

大陸を大きく分けると北アフリカ、西アフリカ、東アフリカ、中央アフリカ、そして南アフリカと位置的に分けられます。
この中で東アフリカ、特にケニアは観光立国で観光施設も充実し、気候的にも快適で、動物も多く、見やすいことから、多くの外国人がバカンスに訪れています。その多くはヨーロッパやアメリカ方面からの訪問客が殆どですが、遠い日本からも人気の場所です。

ケニアは大自然を生かした観光立国で、自然や動物たちがケニア国民の生きる糧となっていますので、とても大事に保護されしています。イギリスの植民地時代から自然保護や観光のあり方などがしっかりと教育され、独立後もその精神はしっかりと維持されているため、とても快適で素晴らしい自然を満喫する旅をすることが出来ます。

各国立公園や保護区内のロッジは自然にとけ込むように配慮され自然景観を損なわないよう特に注意が払われています。ロッジの宿泊設備はコテージの形式とテントロッジの形式があります。いずれも衛生的で落ち着いた作りの中で大自然が満喫できるよう配慮がされています。

自然保護の観点から野生動物の多く住む地域は国立公園や野生動物保護区として管理され、自然のままの環境が大切に残されています。しかし、密猟や地球的な環境破壊などから動物の中には絶滅に近い状態や、なかなか見られなくなったものも沢山います。

左の地図で緑の部分が国立公園、動物保護区です。いずれも遠く離れているため移動にはそれぞれ平均1日が掛かります。 従って短い旅行期間に多くの場所を訪問しようとすると移動ばかりで中身のないアフリカ旅行となって失敗します。

★気候
ケニアは変化に富んだ気候を享受しており、熱帯気候や温暖な気候など地域によって違う。この気候のおかげで、ケニアの自然はとても豊かで、経済面でも大きな利益を与えている。また、標高の違いが気候に変化をもたらしています。
標高1,500m以上の中央部は温暖な気候だが、標高2,750mを越えるところでは農業が制限されるほど気温が落ち込むこともある。海抜0mのところの平均気温は26℃で、300mごとに1.7℃ずつ下がっていく。林業は多雨な高地のみ制限されており、針葉樹と低木のプランテーションはその地域に限られる。高地では農作物栽培がさかんで、家畜飼育はおもに乾燥地帯で行われる。大雨または極端な雨不足は、国に深刻な影響を及ぼす。大雨季は3月から5月、小雨季は9月から10月で、乾燥地帯での雨季が年で2回あるのに対し、西部では大雨季が年に1回訪れる。

★季節
日本の約1.57倍の総面積を持つケニアには乾季と雨季があり、訪れる時期によってサバンナの景色と空の雲が異なります。

 ★ 1〜3月 大乾季 草や水のある場所が限られるためサバンナの主要動物が比較的見つけやすい。
 ★ 4〜6月 大雨季 緑が広がり、草や水が豊富になるため、動物が1カ所に固まらず見つけにくい。
 ★ 7〜9月 小乾季 タンザニア国境付近の川で「ヌーの川渡り」が見られる
 ★ 10〜11月 小雨季
 ★ 12月 乾季のはじまり サバンナは適度な緑に覆われ、ヌーがタンザニアへ戻っていく。
 
 
壮大なヌーの川渡り
2004年9月10日から18日まで、東アフリカ ケニアでヌーの大移動と川渡りを撮影するツアーを(株)クラブツーリズムで主催し同行指導員として15名の方々をご案内した。

参加された方々はプロの写真家から旅行マニア、一般の方、大学生と全国の幅広い方面から参加して頂いた方で3分の1の方は何度もケニアに撮影に来られている方であったが、残りの方は初めてのアフリカであった。今回、ヌーの大移動と壮大な川渡りシーンを見ることをメインに掲げていたが、内心不安であった。

私自身30年前から東アフリカに撮影のために訪れているが、一度も川渡りの光景を見られたことがない。いつもちょっと前に終わってしまったとか、待っていても渡ってくれなかった、といった状況でなかなか壮大なヌーの川渡りを見るのは難しい。私以外の写真家も10年来通っているが見たことがない方たちばかりであった。

日本を発ち、長い飛行を終えてナイロビに着くと、すぐにミニバスに分乗し一路ナクル湖へ。ナクル湖はものすごい数のフラミンゴとペリカンが見られることで有名な場所である。今年は特にその数も多く、初めてアフリカを訪れた方々はその数に度肝を抜かれていた。 二日間滞在し、フラミンゴ、ペリカン、サイ、おまけにヒョウなどを見ることができた。


三日目はナクルを発ちナイロビ経由でマサイマラ動物保護区へ移動し、4泊滞在する間にヌーの大移動と壮大な川渡りを見ようと言うのである。
マサイマラ動物保護区はケニアで一番たくさんの動物が見られることで有名で、特に7月から10月にかけてセレンゲティーからヌーが大移動してくることでも有名である。360度見渡す限りの大草原で沢山の動物たちを撮影することができた。

特に今回のメインであったヌーも沢山居て皆を興奮させていた。時期的にも観光客で混雑する時期で川渡りをする場所から一番近いところのロッジが取れなかったため、かなり遠いがマラサファリロッジから約80kmの距離を走って川渡りの場所まで通うことにした。途中ライオンの家族などのいい光景も沢山撮影することができた。
朝10時過ぎから川渡りの場所は沢山のカメラマンや観光客の乗っている車で所狭しでなかなかいいポジションに着くのは難しい。

いいポジションと思って待っていても向こう岸から我々の車を見ているヌーたちからすると脅威で、なかなか川に入ろうとしてくれない。しばらくすると川を渡ろうと待っていた大群がその場所を嫌って上流や下流へと移動し、別の場所から川渡りをしようとする。その度に待っている車も大移動し大騒ぎとなる。

私の乗っていた車のドライバーもベテランドライバーで長年カメラマンの案内をしているが、今日は車も多いし多分ここでは渡らないだろうと言うので少し上流の別の場所に移動した。しばらくすると別の車のドライバーから渡り始めたとの連絡が入り大忙しで元の場所に戻るがなかなかいい場所に車が着けられなかった。

しかし初めて見るヌーの川渡りは壮絶であった。ものすごい音と鳴き声、そして砂埃にはみんなため息をついた。ヌーの移動りには必ずシマウマが同行している。ヌーが川渡りを始めるとシマウマも同じように決死の覚悟で川に飛び込み必死で川を渡り対岸にたどり着く。
多くの場合、渡る途中でワニに襲われたりあとからくるヌーに覆い被さられ沢山のヌーが水死することが多いが、今回の川渡りでは全員が無事に渡って行ったので安心した。およそ20分から30分間川渡りは続いた。渡り始めるともう止まることはない。まるで雪崩のように次から次へとヌーたちは川岸に押し寄せ川に飛び込んでいく。


川渡りが終わったあと、みんな言葉を失っていた。まさかヌーの川渡りが見られるとは・・・ 半信半疑でここまで来たが、ものすごい川渡りが目の前で見られてホッとした。私は30年もかかって始めてみたが、今回ご案内した方々の3分の2は初めてのアフリカツアーでこんなすごいヌーの川渡りが見られるとは運のいい方たちだ。
長年こんな光景をよく見ているベテランドライバーも、『今回の川渡りはまれに見るすごいものだ』と言っていた。
今回も大成功裏にアフリカツアーは完了した。ツアー参加者のほとんどの方が大満足でまた来年も参加したいと言って頂いている。

 
野生の王国 ケニアの旅
今年もクラブツーリズム主催『浅尾省五と行く アフリカ ケニア撮影ツアー』を開催した。
アフリカサファリツアーは今年で3回目だが半数はリピーターの方で残りは同行者のお友達や知り合いの方々でツアーの内容や質を理解して頂き、継続的に参加して頂いているのでとても有り難いことだ。
今年の参加者は鹿児島県、兵庫県、大阪府、京都府、愛知県、神奈川県、東京都、千葉県、埼玉県、山梨県の各地から参加された方々でプロの写真家から全く写真を撮らない方、80歳を超える方も2名参加され多彩な顔ぶれとなった。

関東地方の方は羽田に集合し、関西以西の方々は大阪関空で待ち合わせ、大阪からの出国となった。エミレーツ航空に乗り一路ドバイに向かった。およそ11時間の飛行で未明のドバイに着いた。約3時間の乗り継ぎだがその間に無事に荷物が次の飛行機に乗るか心配しながらの時間待ちであった。ドバイの午前8時過ぎに目的地ナイロビ行きの飛行機に乗り込んだ。日本人客も多く、完全に満席であった。
約5時間のフライトの後ケニアの首都ナイロビに到着した。昨日までは天候が悪く寒い状況であったようだが到着した日は明るい日差しで快適な気候であった。全員の荷物が無事出てきて一安心。早速ミニバス4台に分乗し一路ナクル湖に向かった。
ナクルはかつてアフリカで一番美しい町と言われていたが最近はその面影は少ない。途中、大地溝帯(Great Lift Valley)の展望台でその雄大な景観えお撮影しナクル湖国立公園に向かった。途中までは良い道であったがナクルに近づくに連れて舗装道路の傷みが増し車が飛び跳ねながら走り始めたので、初めてのアフリカ旅行者はえらいとこに来たなーという怪訝な顔つきに変わった。

ナイロビを出て約3時間、午後5時前にやっとナクル湖国立公園に入った。ロッジまでの道のりで、フラミンゴやペリカンの様子を探ったが今年は例年以上にフラミンゴの数が多く、数百万羽のフラミンゴで湖の周りは一面ピンク色に染まっていた。

ナクルロッジに2泊しながらフラミンゴを中心に野生動物の撮影を行った。

湖の周りを悠然と歩くロスチャイルドキリンの群れ

2年ぶりに可愛いシロサイの赤ちゃんを見る事が出来た。


無数のフラミンゴの群れを急襲し逃げ遅れるフラミンゴや弱ったフラミンゴを襲うハイエナに湖は騒然となった。


逃げ遅れたフラミンゴを襲ったハイエナ。 自然の営みとはいえかわいそうな光景であった

ナクル湖での撮影を終え、一端ナイロビに戻り、次の目的地マサイマラに向かった。
マサイマラまでは車で行くとしたら丸1日を要す長い行程だが飛行機ならおよそ45分の行程だ。昔は自分で車を運転して悪路を何度も通った苦労も嘘のようだ。ケニアの中でもマサイマラは一番動物が多い事でも有名な国立公園だ。このツアーのメイン、ヌーの川渡りは今年は天候不順でヌーの移動が例年と異なりマサイマラからは殆どのヌーが移動した後であったため昨年見られたような壮大なヌーの川渡りは残念ながら今年は見る事は出来なかったが、その代わりに見られたものは大きかった。
マサイマラの4泊の滞在中に生まれて1ヶ月以内のチーターの子供やサーバルキャットのハンティング、アフリカ象やライオンの大家族など毎年通っている参加者の方々も興奮の出来事が沢山あった。


生後1ヶ月以内の3匹の子供を連れたチーターの親子に出会った。子供達は生後間もないので全体的に黒く背中には白い覆いのような毛で覆われていた。

出発前にお腹の大きなチーターが居ると情報は入っており、うまく行けば見られるかもしれないと淡い期待をしていたが私たちの目の前に3匹の小さな子供を連れたチーターが現れてくれた時はみんな騒然となった。

こんな小さなチーターの子供を見る事はなかなか出来ないが幸運にも私たちの目の前に現れてくれた。
生まれたばかりのチーターは背中は白く、腹は黒い
生まれたばかりでも精悍な容姿のチーターの子供達

マサイマラではあまり沢山のアフリカゾウに出会う事は少ないが今年は20〜30頭の群れを見る事が出来た。今年生まれた子象も沢山居て皆さんのフィルムも大量に消費していた。





アフリカ象の群れの撮影をしている時、メンバーの一人が小さなチーターの子供のようなのが草むらに潜んでいると私に報告してきた。ジャッカルではないかと私は考えそのままアフリカゾウの撮影をしていたが象たちが少し移動したとたんに草むらから一匹の野ウサギが跳びだした。
その瞬間に草むらから大型のネコのようなものが飛び出し、野ウサギを追って走り出した。サーバルキャットだとドライバーが叫んだ。野ウサギは一端ブッシュに入ったがすぐに追われて私たちの車の直前に出たところでサーバルキャットに捕まってしまった。
サーバルキャットは体の大きさがチーターの半分ほどのネコ科の動物で、草むらに潜むと全く見つからなくなる。このサーバルキャットはアフリカ象の群れと行動を共にし、象たちが草むらを歩く時、それに怯えて動き出す小動物をねらっているように思える。
あの大草原では自分の餌を見つけるのは大変な事だが巨大なゾウと行動を共にすれば意外と楽に獲物にありつけるのかもしれない。




25頭のライオンの群れに出会い興奮しながら撮影する参加者の皆さん
  
セレンゲティー国立公園

2006年6月4日から2週間のケニア・タンザニア野生の王国撮影ツアーを(株)クラブツーリズムの主催で開催し12名の方々と共に素晴らしい大自然と野生動物たちを楽しんだ。

今回のルートは空路で東京→ドバイ→ナイロビと移動しナイロビからは陸路でマサイアンボセリ→ナマンガ→アルーシャ→ンゴロンゴロ自然保護区→セレンゲッティー国立公園→レイクマンヤラ国立公園→ナマンガ→ナイロビと長い道のりを移動しながらの旅であった。

ケニアの首都ナイロビから車で約5時間の場所にあるアンボセリ国立公園はケニアで最も人気が高い国立公園の1つだ。 392平方キロメートルの広大なエリアには、アフリカ象を始め、ライオンやチーター、ヒョウ、バッファロー、キリン、シマウマ、サーバルキャット、ヌー、インパラなどを中心に沢山の野生動物が生息している。

人気の秘密はなんと言ってもアフリカ大陸で一番高くて美しい山、キリマンジャロ山(5895m)をバックに写真が撮れることだ。万年雪をかぶった霊峰の雪解け水が裾野周辺にわき水をもたらし、多くの野生動物がこの恩恵を受けている。マサイアンボセリ国立公園にはおよそ900頭の象がいるといわれる。 鳥もおよそ400種以上が見られるとも言われている。

早朝6時前、日の出間近の大草原は美しい朝焼けに空が染まった。1頭のアフリカゾウがロッジのすぐ近くまで来て食事をしていたがそのシルエットは言葉にならない美しさだった。
 

巨大な牙を持ったアフリカゾウとキリマンジャロの霊峰が朝日に美しく映えた。キリマンジャロ山の頂上に残る氷河は地球温暖化の影響で年々少なくなってきており今ではわずかに残るだけとなった。
 

夕焼けをバックに餌を食べながら移動するアフリカゾウ。
 


日の入り後、夕闇が来る前に広大な大地ではアフリカ象の家族がねぐらへと急いでいた。
マサイアンボセリを出て国境の町、ナマンガでタンザニアに入国する手続きを済ませた。
タンザニア側には新たな車が我々を迎えに来ており荷物の積み替えをして一路ンゴロンゴロ自然保護区に向けて出発した。

走り出して暫くすると延々と一直線に続く道に向こうに素晴らしい形をした山が現れた。メル山(4566m)でキリマンジャロから約70km西に位置した美しい山である。
国境の町、ナマンガを出ておよそ6時間の後、ンゴロンゴロ自然保護区のゲートに到着した。

この一帯はアフリカ大陸を南北におよそ6000kmにも渡って延びる地球の裂け目、Great Lift Vally(大地溝帯)の一部だ。途中の道も日本政府の援助で出来た素晴らしい道路のおかげでとても短時間で到着できた。

ンゴロンゴロ自然保護区は周囲およそ25kmのとても大きな火山の噴火口で、その内側には草原や湖が広がり、そこに住む動物はキリン以外の殆どの動物が見られる素晴らしい場所だ。外輪山の頂上付近の海抜2300mの所にあるNgorongoro Wildlife Lodgeの部屋の窓からも周囲が一望でき素晴らしい眺めだ。

外輪山の頂上付近にあるロッジから4輪駆動車で急な山腹をおよそ600m降りるとそこには大草原が広がる。海抜が高いため早朝などは外輪山が雲で覆われその雲の隙間から差し込む光に浮き上がる風景や動物たちが他では見られない風景の中にとけ込んでいた。
火口の中の平原も海抜がおよそ1700mで快適な気候の中、沢山の種類の動物を見ることが出来る。午後5時半に閉まるゲートは頂上付近にある。草原の中心付近からゲートまでおよそ1時間の道のりがあるため夕方の動物が一番活動するタイミングにこの火口平原にいることが出来ず残念であった。
    
ンゴロンゴロ自然保護区で3連泊したあと、セレンゲッティーに向かった。ゴロンゴロからおよそ3時間でセレンゲッティーのメインゲートについた。入園手続きを済ませ初日のロッジであるLOBO Wildlife Lodgeまでまた5時間程度走った。

この時期のセレンゲッティーは乾期の始まりで雨期の間にのびた草の丈がかなりあるまま枯れていたので草原の動物がなかなか発見しにくい状況であった。

セレンゲッティーは言うまでもないが世界最大のどうぶつ王国でその数は他とは桁違いに沢山の動物がいることはよく知られている。しかしその器も桁違いに大きいので密度は低くなり、なかなか動物を見つけるのも大変だ。

そんな中、ヒョウには4回ほど出会うことが出来た。美しい枝振りの木に悠然と座っているヒョウは絵になる。
   


草むらに潜んでいたヒョウが突然姿を現し、私たちのすぐ近くまで寄ってくれた。それは一瞬の出来事であった。
 

セレンゲッティーでは期待していた割にはライオンの家族を見ることが少なかった。最後の日にセレンゲティーを出発し次の目的地、レイクマンヤラ国立公園に行く途中で道のそばに8頭のライオンの家族に出会った。その内一頭は精悍な容姿の雄ライオンで2〜3mの距離からその迫力有る姿を捕らえることが出来た。
 

セレンゲッティーの大草原で餌を求めて移動中のライオンのファミリーはこの雄を中心に8頭がいた。このライオンを警戒してか周囲には全く動物の陰は見られなかった。餌にありつくのは暫く先のことであろう。
 
 

 

チョベ河のほとりで大群をなして水場に急ぐアフリカゾウの家族

2002年9月20日から26日までボツワナ(Botsuwana)のチョベ国立公園(Chobe National Park)の取材を行った。 このチョベ国立公園(Chobe National Park)はチョベ川の広大な河岸の周辺に沢山の動物たちが居ることで有名で、特にアフリカゾウの生息数は、およそ45000頭以上といわれ、もの凄い数のアフリカゾウを見ることができる。

朝6時から9時までと、午後3時半から6時半までのサファリは動物たちの食事時で、沢山の種類の動物が川沿いにやってきて水を飲んだり食事をする。日中はとても暑く、ほとんどの動物は木陰に入って休む。私は6日間の滞在中14回のサファリドライブ、ボートサファリを行い、ここだけで約6000枚の写真を撮影した。ボートサファリはロッジの前からボートに乗り、川辺に出てくる動物たちを見て回るサファリだ。水面は鏡のように静かで快適だ。




襲ってきたライオン
9月25日の早朝サファリで、私の車のドライバーのKillerさんは他の車と無線で交信しながら車をいつもより早めに走らせていた。
しばらく走った時、車は急に止まりKillerさんが 『ライオンがいる』 と言った。辺りを見回していたら2頭のライオンのカップルが、私たちの車の方に歩いてきていた。

私たちの車 は小型トラックの荷台に椅子を付けたようなオープンな車で何の囲いも無い。数枚の写真を写したころ、ドライバーのKillerさんが 『この雄ライオンは非常に気が荒いので気を付けろ』 と言った。 直後、およそ30メートルくらい先にいた雄ライオンは牙をむき、吠えながら私に向かって突進してきた。”やられる!”と思った。

私に飛び掛る寸前で、ドライバーのKillerさんが車の警笛を鳴らし脅かしたため、およそ2mの距離で雄ライオンは牙をむいたまま急停止した。
私の心臓は、はちきれんばかりに高鳴りし、カメラを持つ手と両足はガタガタと震えて止まらなかった。もう完全に飛び掛かかられて私が餌食になったと思う瞬間であった。こんな怖い思いをしたのは初めてだ



遠くから私を見るキリン
2002年9月17日、ジンバブエ(Zimbabuwe)のビクトリアフォールズホテルを後に車で約1時間半走りボツワナ(Botsuwana)に入った。

そのままカサネ(Kasane)空港に行き、5人乗りのセスナ機をチャーターして約1時間半飛行したところのオカバンゴデルタ(Okabango Delta)の北西部に位置するTubu Tree Lodge>に到着した。
見渡す限りに広がるデルタに点在する無数の小島群が晴らしい光景だ。

この時期、乾期も終わりに近く、陸上部は限りなく乾燥しきっており、砂埃のすごさには閉口した。ここには水辺を中心とした動物たちかが沢山生息しており、胸を弾ませての訪問であったが、思ったより動物が少ない事と動物が完全に野生で警戒して近づけないため撮影はなかなか思うようにいかなかった。

3日間そこで撮影したが最終日の午後、デルタをカヌーで見て回った。澄み切った水と水草が茂り、とてものどかな光景であったが、動物が少なく残念であった。