浅尾省五の楽園紀行

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2002年3月 カナダ セントローレンス湾
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2002年3月3日から14日まで2度目のタテゴトアザラシの赤ちゃんを撮影しにカナダ東部のセントローレンス湾を訪れた。
今回は私の他に5名の方をご案内する撮影ツアーであった。
途中モントリオールで一泊したが昨年は町中に沢山の雪があり、寒いところへ来た感じがあったが今回は雪が殆どなく驚いた。

モントリオールからタテゴトアザラシを見るための拠点基地のあるマドレーヌ島まで小型機で約5時間を経て1年ぶりにマドレーヌ島についた。
またまた驚いたことに、ここでも雪がなく、どうしたことかと聞いたら、数日前に雨が降り雪が殆ど消えてしまったというのである。一年の内で一番寒いこの時期に雨が降るとは、やはり地球の温暖化が進んでいることを身をもって感じた。

天候の回復のために1日スタンバイしたあと、やっと6人がそろって氷上に出た。拠点基地から1台のヘリコプターに全員が乗り、約45分も飛んだ。流氷の上ではタテゴトアザラシの赤ちゃんたちが沢山生まれていた。
今回は日本を発つのを少し遅くした関係で赤ちゃんは生後3〜4日経っていた。既にシルバーの毛に変わっており、誕生直後のイエローコート(黄色い色の毛)は見ることが出来なかった。

昨年と違ったことは数日前に降った雨が流氷の表面を溶かし、それが再び凍ったため流氷面がツルツルでとてもアイゼンなしには歩ける状態ではなかった。 6人のグループはヘリコプターもパイロットの他に6人乗りで、みんなで行動が出来たので大変よかった。
翌日はアザラシが居る辺り手停泊している砕氷船で一泊し夕日や朝日の出を含むまるまる二日間の撮影をした。一泊一人あたり約10万円かかるこの宿泊は砕氷時の豪快さと、氷上での滞在時間、普通では撮影できない時間帯に思う存分撮影できることを考えると安いものである。