浅尾省五の楽園紀行

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2005年12月11日〜18日
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暮れも押し迫った2005年12月11日から18日までインド中央部にあるバンダヴガル国立保護区(Bandavgar National Reserve)に単独ベンガルトラの撮影に出かけた。今回の主な目的は2006年4月に予定しているベンガルトラ撮影ツアーの下見調査ではあるが冬のインドは初めてであったので色々と経験することが多かった。

この時期、バンダヴガルの朝は摂氏3〜5度ととても寒いのには驚いた。暑いイメージがあったため着るものも薄いものが中心に持って行っていたのでホテルから毛布を借り、湯たんぽをおなかに当てての撮影であった。しかし日が昇ると快適な気温となり毛布など無くても十分活動が出来る状態となる。

バンダヴガル国立公園は全体では1100平方キロの広さがあるが一般に公開されているのは全体の10分の1ほどで、その範囲にはおよそ25頭のトラが生息しているとのことだがなかなか見るのは大変だ。


早朝、鹿の警戒音を聞きその周辺に集まりトラの行動を待つ車。
トラが移動を始めると他の動物たちが警戒音を発してお互いに知らせ合うのでその周辺にいることがすぐに分かるが姿はなかなか見えない。

暫くしているとゾウ使いが来てブッシュの中のトラを探し、見つけると車の所まで戻ってきて観光客をゾウの背中に乗せてトラの居るところまで連れて行ってくれる。ゾウはどんなブッシュの中でも入っていくのでとても頼もしいが背中で乗っているとかなり揺れ動き、またゾウが鼻で木々の小枝を折り進むのでその反発が返ってきて大変だ。ゾウ使い以外に4人が背中合わせに乗ることが出来る。
一回象に乗るのに700ルピー約2000円がかかる。
車からゾウの背中に乗り込む観光客

朝靄の中に浮かぶアキシスジカ。森の中には沢山の動物が生息しているが、その代表的なものがアキシスジカだ。密林のどこに潜むか分からないトラの恐怖を感じながら生活している。トラが移動するのを発見すると大きな警戒音を出し周辺の動物たちに知らせる。
私たちはこの警戒音を聞きつけトラを探す。

森の中でサンバーを捕らえ食べている若いトラ。

眼光鋭いトラの目は夜や森の中でも的確に獲物をねらうことが出来る。


トラは年をとるに連れて風格が増し、とても美しくなるが若いトラは警戒したり怯えたりした時にすぐに牙をむき威嚇行動をする。

ゾウの背中に乗ってブッシュの中をトラに近づくと恐怖のあまりか私たちに向かって牙をむき威嚇する若いトラ。