浅尾省五の楽園紀行

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2006年4月13日〜20日
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2006年4月13日から20日までインド中央部に位置するバンダヴガル国立公園( Bandavgar National Park )に美しい野生のベンガルトラの撮影ツアーを実施した。この時期のインドは暑く、またこの国立公園が位置するインドの内陸部はことのほか暑いことでも知られている。
今回のツアーはクラブツーリズム(株)の主催し、私が同行指導するもので7名の方々が参加された。通常インドへの旅行は11月から3月頃までがシーズンであるが、あえて4月の中旬を選らんだのは、この時期はとても暑く、長い間雨が降らず、草木も葉を落とし森の中の見通しが良くなる。そして同時に森の中に潜んでいるトラが暑さに耐えかねて水場に出て水を飲み、水につかって体温を下げるので訪問する人間にとってはとても暑いが、なかなか見られないトラを見るにはとてもいい時期なのである。
 
他の動物の警戒音などからこの周辺にトラが居留事が判明した場合、多くの車はそこでじっとトラの動きを待つ。
30分、1時間、2時間と待つが、その間にどこからトラが現れてくるか分からないので待機中も気を抜くことは出来ない。
ブッシュの中にトラが居ることが分かるとゾウ使いがやってくる。希望者は車からゾウの背中に乗り換えてトラが潜んでいるすぐそばまで行くことが出来る。アジアゾウは小さい印象があるがかなり大きく、ゾウの背中に設置された荷台にはゾウ使いの他に大人4人が背中合わせで載ることが出来る。少々狭いがゾウ使いはトラのそばに行くと左右それぞれの位置からトラを見せてくれる。しかし撮影できる時間は数分しかないためとても忙しく、いいショットを撮ろうとするとなかなか難しい。
ゾウはゾウ使いの指示することを良く理解しゾウ使いの自由が自由に操ることが出来る。
ブッシュの中にはいると木々の小枝などを象の鼻でへし折って進むが小枝が折れた反発が返ってくるので注意している事が必要だ。
ここバンダヴガル国立公園で象に乗る費用は700ルピー(およそ2000円)で時間単価は決して安くない。

ゾウの背中に乗ってブッシュの中へトラを見に行く黒田さんと松山さん。
ゾウの背中に乗ってトラが潜むブッシュの中に入っていくと草陰に若いトラを発見した。
かなり臆病でゾウが近づくと牙をむいて威嚇し、それでも近づくと逃げ腰になった。
ブッシュの中のトラは近くで見られるが小枝などが邪魔をしてなかなかきれいに見られない。



二日目の早朝、谷を挟んだ向こうの丘に生後3ヶ月の3匹の小さな子供のトラを連れた家族が移動しているのを発見した。私の位置からはかなり遠いのと手前の木々の枝や草などが邪魔をし全部のトラが一枚の写真に収まるタイミングは少なかった。母親のトラは小さな子供のトラを人間には近づける事はなく、滞在期間中3匹の親子連れを見られたのはこの瞬間だけであった。



翌日の夕方、親子連れの母親だけが道のすぐ近くまで出てきて私たちを興奮させた。
子供はブッシュの中に隠しており日が落ちるまで出てくることはなかった。



母親は私たちの車と共に暫く移動したが道を横切って再びブッシュに入っていった。写真では明るく見えるが夕刻で相当くらいがデジタルカメラは貴重な瞬間を確実に写すことが出来る素晴らしいカメラだ。

カメラはEOS-1D Mark II、レンズはEF300mm F2.8 ISを使用、ISO800 F2.8解放で25分の1秒で手持ち撮影。



昼間の暑い時間帯は動物たちの昼寝の時間だ。多くの動物は安全を確認しくつろぎのひとときを楽しむ。 写真は枝の上でくつろぐハヌマンラングーンのカップル。




野良犬のような容姿だが今ではなかなか見ることの出来ないドール(Dhole)。
アカオオカミ、Wild Dogとも呼ばれ、中央アジア、マレーなどに生息し、体長はおよそ1mで中型のオオカミのような体型をしている。
性質はどう猛でこのドールにねらわれるとどこまでも追いかけられ逃げられる事はまず無いと言われる。これまで見たことはなかったが今回運良く見ることが出来た貴重な動物だ。


バンダヴガル国立公園のメインゲートのすぐそばの看板の上にフクロウのカップルが居るのを見つけた。このカップルはかなり警戒心が強く私の動きを警戒していたが数枚写した時点で飛んで逃げていった。

引き上げる日、バンダヴガル国立公園滞在中お世話になったTiger Den Resortの従業員たちと記念写真を撮った。皆さんはとても親切で居心地も良く滞在はとても楽しいものとなった。
また来年も来ます と告げてホテルを後にした。 右端が私。


2006年4月18日、バンダヴガルから陸路を車でジャバルプールに移動した。途中の街道では収穫期の小麦や藁を山積みしたトラクターが交通を妨げたがなかなかいい被写体で何度か車を止め降りて撮影会となった。
その夜はジャバルプールのホテルに宿泊し、市内観光などして過ごした。

翌朝は日本までの帰路につくが朝4時過ぎに起きてしないから少し外れたところにある名勝地を観光した。
まだ日の出前であったが私たちは大きな川の滝に案内された。最初の内は人の気配は無かったが明るくなるに連れて沐浴に来る人たちが増えていった。

暫くしていると滝のそばの岸壁にたつ一人の男を発見した。まさか自殺をするのでは・・・と思っていると男は巨大な滝壺めがけて飛び込んでいった。自殺としか考えられなかったが、暫くすると水の中から浮かび上がりまた岩肌をよじ登ってきた。沐浴がエスカレートし滝壺に飛び込むようになった男だと後で聞いた。