 2002年2月10日、冬の北海道釧路に入った。今回の訪問は30年来の友人でタンチョウの写真で有名な林田恒夫さんの写真集『日本の鶴』の出版記念パーティーへの出席であった。翌日、同行した田中光常師匠と共にキタキツネ物語の竹田津実さん、林田恒夫さんらと共に鶴居、阿寒町のタンチョウを撮影して回った。噂には聞いていたがタンチョウを撮影する人の多さと、その撮影機材の凄さにはビックリ。三脚を置く場所を確保するのに一苦労。雪景色の中のタンチョウは実に美しい。絶滅にまで近づいたタンチョウが今では700〜800羽までにも回復し美しい日本の象徴として我々の目を楽しませてくれることは嬉しい。
阿寒町のタンチョウ観察センターではタンチョウに与える魚の餌をねらって4〜5羽のオジロワシ(写真上右)が飛来し魚をねらっての攻防戦は見物であった。
 2日間タンチョウの撮影をした後、私は一人尾代沼に向い、ハクチョウの撮影を試みた。しかし昔見た冬の尾代沼のハクチョウのイメージは無く、早々に引き上げ知床半島に行ってみることにした。
4ヶ月前の秋に訪れた場所でシマフクロウを一晩撮影したが、持って行ったストロボが小さくて十分な光量が確保できず出来は今一の結果となった。
朝5時までシマフクロウの撮影を行い、それからオオワシの撮影をすることにした。ラッキーにも私が知床に来た前日に流氷が流れ着き(写真左中)状況としては最高であった。国後島の空が赤く焼け始めたころ羅臼の港から観光船が出た。観光船と云っても乗船した人は全員大きなカメラを担いだカメラマンばかりでデッキの上は撮影場所を確保するのも大変な状況であった。羅臼の港から出てすぐの所に流氷は流れ着いており、その上にはものすごい数のカモメとカラスの中に大きな鳥がいる。オジロワシとオオワシ(写真左)だ。私にとって初めて見るオオワシの美しい姿にとても満足した気分で撮影をした。カモメやカラスを写し込まないようにするのがとても大変なため狭い船上で500mmの超望遠レンズを振り回しての撮影となった。晴天に恵まれ、雪で覆われた美しい知床半島を背景に約4時間の撮影を楽しんだ。
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